もう迷わない!関係代名詞の役割と使い方を徹底解説

By Last Updated: 3月 12, 2026Categories: GrammarTags: , ,

関係代名詞とは

英語では主に5つの関係代名詞が存在します。

  • who
  • whom
  • whose
  • which
  • that

関係代名詞は、名詞の後ろに続く部分(節)でその名詞を修飾するときに使われます。まずはシンプルな例文を見てみましょう。

The man who is playing with children is my husband.

この文を要素ごとに分けると、次のようになります。

  • 主語(Subject): The man (who is playing with children)
  • 動詞(Verb): is
  • 補語(Complement): my husband

この文は、少し長い主語を持つSVC文型であることが分かります。

関係代名詞から始まる関係詞節は、名詞を説明するという点で形容詞のような働きをします。この文では who is playing with children が man を修飾しています。「子供と遊んでいる男の人」という意味ですね。

ここで大事なのは、この文の主な目的が「子どもたちと遊んでいる」という動作を説明することではない、という点です。この文が本当に伝えたいのは、その男性が話し手の夫であるということです。

who is playing with children の部分は、あくまで「どの男性なのか」を特定するために付け加えられています。

このように、who, which, that などの関係代名詞で始まる節を 関係詞節(relative clause) と呼びます。関係詞節は名詞に追加情報を与える働きをしますが、文の中心的な意味を担っているのは基本的に主節です。

主節(main clause) とは、その文の中心になる節のことです。ここでは The man is my husband. が主節にあたります。

主節かどうかを見分けるときは、それだけで独立した完全文になるかどうか を考えると分かりやすいです。 who is playing with children は主語と動詞を含んではいるものの、それだけでは独立した完全文にはなりません。そのため、これは主節ではなく the man を説明している関係詞節だと分かります。

関係代名詞先行詞働き例文
who人を指し、その名詞を修飾する節を導くI have a friend [who] is kind.
whom人を指し、関係詞節の目的語として機能するI have a friend [whom] my sister likes.
whose人・動物・物関係詞節の中で所有を表すI have a friend [whose] house is big.
which動物・物・考え人以外の名詞を指し、その名詞を修飾する節を導くI have a dog [which] runs fast.
that人または物(制限用法のみ)名詞を修飾する制限用法の節を導くI have a dog [that] runs fast.

関係詞節(Relative Clause)

関係詞節とは、前にある名詞を修飾する従属節 (Dependent clause) の一種です。節である以上、主語と動詞の両方を含みます。

多くの場合、関係詞節は who, which, that などの関係代名詞で始まります。ただし、特定の形では関係代名詞が省略されることもあります。独立節と従属節の違いがまだ曖昧な場合は、先にその区別を押さえておくと理解しやすくなります。

では、次の例文を見てみましょう。

My dog, which runs fast, is cute.

この文は、次のように分けて考えることができます。

  • 主節(独立節): My dog is cute.
  • 関係詞節: which runs fast

関係詞節の中では、関係代名詞そのものが主語になることがあります。この文でも which は先行詞 my dog を指しており、動詞 runs の主語になっています。

関係詞節はそれだけでは独立した完全文にはなりません。従属節として扱われ、完全文になるためには主節に結びついている必要があります。

Classic Relative Pronouns

関係代名詞の中でも、特によく使われる5つは必ず理解しておきましょう。これはReadingのためだけでなく、SpeakingやWritingの表現力を高めるうえでも重要です。

  • who
  • whom
  • whose
  • which
  • that

では、これら5つの関係代名詞をどのように使うのか、順番に見ていきましょう。

Who

関係代名詞 who は、人を指すときに使います。基本的に先行詞が人の場合には whoを使い、その後ろの関係詞節でその人についての情報を付け加えます。

例文を見てみましょう。

My teacher, who laughs a lot, is liked by many students.

この文では関係代名詞 who の先行詞は my teacher です。 my teacher は人を表す名詞なので、関係代名詞として which ではなく who が使われています。

Whom

関係代名詞の中でも、whom は分かりにくいと感じられる表現です。

おさらいですが、基本的に who は関係詞節の中で主語になるときに使います。たとえば、次の文を見てみましょう。

I like my father who always cheers me up.

この文の関係詞節は who always cheers me up です。
中身を分解すると、次のようになります。

  • 主語: who(= my father)
  • 動詞: always cheers
  • 目的語: me

このように、who は動詞 cheers の主語になっています。 この関係詞節は、独立した文に直すと次のように表すことができます。

My father always cheers me up.

一方で whom は関係代名詞が関係詞節の中で目的語になるときに使います。

例文を見てみましょう。

I like my father whom my sister hates.

この文の関係詞節は whom my sister hates です。
分解すると、次のようになります。

  • 主語: my sister
  • 動詞: hates
  • 目的語: whom(= my father)

今回は、関係代名詞 whom が関係詞節の中で目的語になっています。実際、関係詞節を完全文として書き直すと以下のようになります。

My sister hates my father.

関係代名詞が節の中でどんな役割を持つかによって、who と whom を使い分ける必要があります。

もう一つ例を見てみましょう。

I know the man whom my sister is talking to.

この文の関係詞節は whom my sister is talking to です。
分解すると、次のようになります。

  • 主語: my sister
  • 動詞: is talking
  • 前置詞: to
  • 前置詞の目的語: whom(= the man)

ここでも、先行詞にあたる語は関係詞節の主語ではなく to の目的語になっています。それが理由で who ではなく whom が使われています。

一つ注意点として、この whom はやや文語的で、話し言葉では主語か目的語かにかかわらず who が使われることが多いです。 特に日常会話ではそれが顕著です。

Whose

whose は、関係代名詞の所有格です。関係詞節の中で「何かが先行詞に属していること」を表すときに使います。

つまり、whose には「先行詞の〜」という意味があります。

勘違いされやすいですが、whose は人以外にも使えます。所有を表すのであれば、動物や物に対して使うこともできます。

では、例文を見てみましょう。

I have a dog whose eyes are as beautiful as jewels.

この文の関係詞節は whose eyes are as beautiful as jewels です。ここで whose は「その目が犬のものである」ことを表しています。

つまり、whose は dog’s に近い役割をしています。ここでも関係詞節を完全文に書き直してみましょう。

The dog’s eyes are as beautiful as jewels.

先行詞の dog は人ではありませんが、この節では所有関係が表されているため whose を使うことができます。

Which

who が主に人を指すのに対して、関係代名詞 which は、動物・物・事柄 などを指すときに使われます。たとえば、犬について追加情報を加えたい場合には、which を使うことが多いです。

I have a dog which has beautiful eyes.

この文では、関係詞節 which has beautiful eyes が、名詞 dog を説明しています。

基本的には、

  • who → 人
  • which → 人以外

と考えると分かりやすいです。

That

関係代名詞 that は、トランプのジョーカーのようなものだと考えると分かりやすいです。多くの場合、who と which の代わりに使うことができます。

「人だから who」「物だから which」と細かく考えなくても、that を使って関係詞節を導けることがよくあります。

I have a dog that has beautiful eyes.

この文では that has beautiful eyes が dog を説明しています。That は人にも物にも使えるため、日常英語ではかなり便利な関係代名詞です。

ただし、どんな場面でも使えるわけではありません。たとえば、

  • 非制限用法の関係詞節(基本的に that の前にカンマは置けない)
  • 前置詞の直後

では、that を使うことはできません。

また、フォーマルな英語やテストでは先行詞に応じて who や which を使い分けたほうが評価に繋がりやすいです。

制限用法 (Restrictive)と非制限用法 (Non-Restrictive)

関係代名詞を使うときは、制限用法と非制限用法の違いも理解しておく必要があります。難しそうに見えるかもしれませんが、考え方自体は実はシンプルです。

  • 制限用法 (Restrictive):その節がないと、文の意味が十分に定まらない
  • 非制限用法 (Non-Restrictive):その節は追加情報であり、なくても文の中心的な意味は成り立つ

では、次の2文を比べてみましょう。

制限用法 (Restrictive)

I have three daughters who can play piano.

この文では who can play piano が three daughters を限定しています。「ピアノを弾ける3人の娘がいる」という意味です。

言い換えると「私には娘が3人以上いて、そのうちの3人がピアノを弾ける」という含みになります。

Non-restrictive clause

I have three daughters, who can play piano.

こちらは who can play piano の前にカンマがあります。カンマがあることで、意味が区切られていると考えましょう。

この文では まず I have three daughters の時点で文の中心的な内容は完成しています。実際、そこでカンマを置いて文意を区切っています。

そのあとに続く who can play piano は、あくまで daughtersについての追加情報です。

そのため、この文は「私には3人の娘がいて、その3人はみなピアノを弾ける」という意味になります。

このように、

  • 制限用法:カンマなし
  • 非制限用法:カンマあり

という違いがあります。

カンマで文意を区切っていると考えるとイメージしやすいと思います。

非制限用法における which の特別な使い方

which は名詞を直接修飾するだけでなく、直前の文全体や出来事全体を受けることもあります。この用法は非制限用法で使われ、必ずカンマを伴います。

次の例を見てみましょう。

My car broke down, which surprised me.

この文では、which は一つの名詞を指しているわけではありません。そうではなく直前の内容全体、

My car broke down.

「車が故障した。」という出来事全体を受けています。

そのため、この文全体の意味は、

My car broke down, and this situation surprised me.

「車が故障し、そのことが私を驚かせた。」に近い意味になります。

このように、which が直前の文全体を受ける場合、その節は先行する完全文全体に意味を加えています。そのため、常に非制限用法として扱われ which の前には必ずカンマが置かれます。

非制限用法では that は使えない

繰り返しになりますが、非制限用法で関係代名詞を使う場合には that は使えません。これに関連して「原則として that の前にカンマは置けない」いうルールも押さえておきましょう。

以下は正しい文とよくある間違いの比較です。

✓ The meeting was canceled, which disappointed everyone.

× The meeting was canceled, that disappointed everyone.

Hi, I completed a Master’s program at Purdue University, where I specialized in test design and assessment effectiveness. My academic focus was English-language standardized tests, including the TOEFL, IELTS, ACT, SAT, and GRE. I began writing these articles because, when I was preparing for the SAT and GRE myself, I found few resources that explained the tests in a systematic and practical way. My goal is to create materials in which solving questions naturally builds the background knowledge needed for the exams, helping learners manage both content and strategy more effectively.