知らず知らずのうちに減点?TOEFL Writingで避けるべき表現

By Last Updated: 5月 8, 2026Categories: BlogTags: ,

TOEFL Writing

TOEFL Writingには3つパートがあることはご存じだと思います。このうち、パート2とパート3は実際に英文章を書くことになります。それぞれ求められる形式は異なるものの、どちらにも共通して避けたほうが良い単語や表現があります。

この記事ではTOEFL Writingに適さない表現を取り上げています。当たり前ですが、こうした表現を一つ避けたからといって、それだけですぐにスコアが大きく上がるわけではありません。しかし、こうした細かい改善を積み重ねることで少しずつ文章全体の評価は上がっていきます。

ここで扱う内容はTOEFLに限った話ではありません。一般的なフォーマルライティングにも共通するポイントなので、今のうちに押さえておけば今後ほかの場面でも役立ちます。

TOEFL Writingで意識すべきポイント

TOEFLはカジュアルな英語ではなく、フォーマルな英語を使う力を測る試験です。当たり前ですが、TOEFLライティングでは適切なフォーマルさを保つことが大切になります。

以下の表ではTOEFL Writingで避けたほうがよい表現や特徴をまとめています。

避けたい表現、特徴避けるべき理由改善策
it’s, don’t, can’t, won’t などの短縮形短縮形は、カジュアルな英語や会話でよく使われます。TOEFL Writing では、よりフォーマルな書き方が求められるため、基本的には省略しない形のほうが安全です。it is, do not, cannot, will not などの省略しない形を使う
a lot of, kind of, stuff, guys などのカジュアルすぎる語こうした表現はくだけた印象になりやすく、アカデミックな文体を弱めてしまいます。文脈に応じて many, somewhat, things, people / individuals / students などに言い換える
thing, nice, good, bad などの曖昧な語抽象的すぎて、意味が十分に伝わりません。TOEFL の解答では、より具体的に表現したほうが強い文章になります。factor, beneficial, harmful, effective, problematic など、より具体的な語を使う
amazing, terrible, horrible などの感情的すぎる語十分な根拠がないまま使うと、大げさで主観的に聞こえやすくなります。valuable, harmful, serious, beneficial など、より落ち着いた表現を使う
不完全文文法的な正確さを下げ、文章全体も雑に見えやすくなります。それぞれの文が完全文になるようにする
毎回似たような文の始め方繰り返しが多いと、文章が機械的に見え、表現の幅も狭く感じられます。文頭表現に変化をつける

次に、なぜそれらを避けるべきなのか、代わりにどのような表現にを使うべきかを見ていきましょう。

“a lot of” や “a bunch of” は避ける

a bunch of は話し言葉でよく使われる表現なので、フォーマルな文章では避けたほうが無難です。また、意外に思うかもしれませんが、a lot of もカジュアル寄りの表現なので避けた方がいいです。

こうした表現の代わりに、フォーマルな文章ではよりシンプルで中立的な many や much がよく使われます。文脈によっては次のような表現も使えます。

  • a large amount of
  • a sheer amount of(量や程度の大きさを強調したいとき)
  • numerous

こうした表現のほうが、フォーマルな文章やアカデミックライティングには適しています。

短縮形は避ける

it’s, can’t, isn’t のような短縮形は話し言葉ではとてもよく使われますが、フォーマルな文章ではこうした短縮形はあまり適しません。短縮形を使うと文全体がくだけた印象になりやすいため、TOEFL Writing では避けたほうがいいです。

フォーマルな文体を保ちたい場合は、短縮形ではなく、省略しない形を使います。

Intuition isn’t always correct.

この文はカジュアルな場面であればごく自然です。しかし、フォーマルな文章では isn’t のような短縮形は避けたほうがよいでしょう。省略しない形にすると、よりフォーマルな印象になります。

Intuition is not always correct.

このように、isn’t を is not に置き換えることで、フォーマルな文章によりふさわしい形になります。

カジュアル寄りの表現は避ける

TOEFL Writingではカジュアルな表現を避けるべき、ということは既に知っていると思います。ただ実際に難しいのは、いかにもくだけた表現ではないものの、フォーマルな文章にはあまり向かない表現を見分けることです。

たとえば、gonna のような明らかに口語的な語は、さすがに解答で使うことはあまりないでしょう。しかし、注意すべきなのは、カジュアルとフォーマルの中間にある表現です。日常英語ではよく使われるものの、フォーマルな文章では少し軽く聞こえてしまう語があります。

以下の表ではそうした表現と、より適切な言い換えをまとめています。

避けたい表現より適切な言い換え
a lot ofmany, much, a great deal of, a large amount of, numerous
kind ofsomewhat, rather, relatively, to some extent
bunch ofgroup of, number of, collection of, several
stuff/thing/things文脈に応じて materials, items, information, factors など
good / badbeneficial, effective, positive, harmful, problematic
“really” や “pretty” のようなカジュアルな強調語意味に応じて very, highly, especially, significantly
受け身っぽい get + 過去分詞be + 過去分詞
表現の過度な繰り返し表現の繰り返しは、文章を機械的に見せ、文体の幅を狭くしてしまう

特に避けたいのは、good, bad, stuff, things のような曖昧な語です。これらは意味の幅が広すぎるため、文全体がぼんやりした印象になりやすくフォーマルさも弱くなります。

たとえば、

This is a good way to learn.

と書く代わりに、

This is an effective way to learn.

としたほうがよいでしょう。後者の effective は、good よりも意味が具体的なので、文の内容がよりはっきり伝わります。

同様に、強調のための語の中にも、フォーマルな文章では避けたほうがよいものがあります。
たとえば really や pretty は、その代表です。

It was a pretty large earthquake.

のような文は、意味は通じるものの、フォーマルな文章としてはやや軽く聞こえます。

“get + 過去分詞” の受け身っぽい表現は避ける

話し言葉では、get + 過去分詞 の形がよく使われますが、この形は口語的でフォーマルな文章にはあまり向きません。

フォーマルなライティングでは、be + 過去分詞 という標準的な受け身の形にしたほうが自然です。次の2文を比べてみましょう。1つ目はくだけた言い方で、2つ目はよりフォーマルになっています。

We got stuck in a traffic jam on the way home.

この文では get + 過去分詞 の形が使われており、やや会話的な響きがあります。フォーマルな文章では、次のように標準的な受け身にしたほうが自然です。

We were stuck in a traffic jam on the way home.

こちらは be + 過去分詞 の形になっておりフォーマルな表現です。ライティングで受け身を使いたいときは、get + 過去分詞 よりも、be + 過去分詞 を選ぶほうが無難です。

Hi, I completed a Master’s program at Purdue University, where I specialized in test design and assessment effectiveness. My academic focus was English-language standardized tests, including the TOEFL, IELTS, ACT, SAT, and GRE. I began writing these articles because, when I was preparing for the SAT and GRE myself, I found few resources that explained the tests in a systematic and practical way. My goal is to create materials in which solving questions naturally builds the background knowledge needed for the exams, helping learners manage both content and strategy more effectively.