
新形式TOEFLではModule 1とModule 2で出題される問題形式が違う
新形式TOEFLを受験して受けた印象
早速、先週に新形式のTOEFLをHome Editionで受ける機会がありました。事前にETSホームページにあるサンプル問題を解いていましたが、正直なところあの問題ってそこそこ簡単に作られていそうじゃないですか?実際にテストを受けると度肝を抜かれました。なんとサンプル問題の難易度とほぼほぼ同じ問題でした。
当分はこの形式と難易度のままだと思いますが、もう少ししたら難易度のテコ入れがあるのではと考えています。従来のTOEFLとの難しさの差が酷いため整合性が取れない気がします。
唯一難しかったのがSpeaking Section Part 1です。Listen and Repeat、つまりオウム返しの問題です。最終的には16語くらいの文を聞いて暗記して、そのまま発話することが求められますが16語の文をそのまま覚えることはほぼ不可能です。人間の短期記憶のキャパシティーが7語前後なので、ただ聞いているだけでは間違いなく大失敗します。
そこで重要になるのがメモ取りなのですが、ここまでくると正直なところ英語の試験とは言えないのでは…という気持ちはあります。とはいっても試験である以上、何かしらの対策をしなければいけません。
今のところ一番効率的なのが、しっかりと内容を聞きながら、文中の単語の頭文字を全て書き出していく方法です。内容を正確に聞くことができていれば頭文字だけでも意外と単語と文を再現できます。また、一字一句の頭文字を取ることで語数も正確に把握することができます。
オウム返しのタスクなので、何かしら単語を付け加えたり、減らしたり、単語を変えてしまったりするだけで減点をくらいます。そのため、一字一句をしっかりと再現するためにも全ての頭文字をノートに残しておくことが大事なんです。
では、新形式TOEFLを受験して学んだ重要なこと、問題パターン、Module 1とModule 2の違いなどまとめていきます!
新形式TOEFLは少し簡単になった
新形式のTOEFLは全体的に簡単になっています。これは単なる印象ではなく、テストが想定している学習者のレベルを見ても裏付けられます。実際、新しくなったTOEFLではCEFRの一番下のレベルまで測れるようになりました。なお、一番下はA1で日本英検では3級相当とされています。
測れる英語力の下限が大きく引き延ばされることになり、それによって問題の平均的な難易度も大きく下がりました。
CEFR と TOEFL
CEFL(セファール)とは “Common European Framework of Reference for Languages” の略称であり、英語力を測る国際的な指標として開発されました。CEFRの詳細は省きますが、大事なポイントとしてA1が最も低いレベルで、C2が一番高いレベルということを覚えてもらえればと思います。
旧TOEFLではCEFLでいうB1からC1という3段階しか測ることができませんでした。日本英検準1級から1級相当の範囲しか対象にならなかったということですね。一方で、新形式ではA1からC2までの全範囲をカバーすることができると発表されています。
実際、以下の表は公式から出されたCEFRと新TOEFLのバンドスコアの換算です。

Easier Module 2 と Harder Module 2での出題問題の違い
ここからはトピックを変えて、簡単なModule 2と難しいModule 2で何が違うのかを書いていきます。単に問題の難易度が変わるだけではなく、どちらもModule 2に進んだのかによって出ない問題があります。
Module 2はModule 1よりも問題数が減るのですが、減る原因はここにあります。一部の問題タイプが出ない分、問題数と制限時間が減ります。
Reading Section: Module 2
今回のTOEFLは「Easier Module 2と Harder Module 2の違いを知る」というミッションのため友人と二人で受験しました。すると興味深い違いを知ることができたので共有します。
まず、Readingについては Easier Module 2とHarder Module 2ではそれぞれ出題される問題パターンが異なります。
- Easier Module 2: Academic Readingが出題されない。
- Harder Module 2: Read in Daily Lifeが出題されない。
どちらのModule 2に進むかによって出題パターンが大きく異なるため、この違いを活かして自分がどちらに進んでいるのかを知ることができます。例えば、もしModule 2で Read in Daily Lifeが出てきてしまうと、それはEasier Module 2に進んでいることを示します。
| Question Format | Module 1 | Easier Module 2 | Harder Module 2 |
|---|---|---|---|
| “Complete the Words” | ○ | ○ | ○ |
| “Read in Daily Life” | ○ | ○ | × |
| “Read an Academic Passage” | ○ | × | ○ |
なお、新形式のTOEFLでは Easier Module 2に進んでしまうと、そのセクションでのバンドスコアは最大でも4.0になります。これはModule 2を全問正解すると、ということなので、現実的には3.5以下になるのではないでしょうか。
なお、Easier Module 2とHarder Module 2の分岐点は、おおよそ6割のModule 1の正答率とされています。もし4.0以上(旧スコアで20以上)を狙う場合には必ずModule 1で6割以上の正解率を出さなくてはいけません。
特に、ReadingもListeningもPart 1の難易度はかなり低いので、ここで全問正解することは必ず安定させましょう。
Listening Section: Module 2
Module 2の出題傾向が変わるというのはListeningセクションでも同じです。まずはListeningセクションで出題される4タイプの問題を再確認しておきましょう。
- Listen and Choose a Response
- Listen to a Conversation
- Listen to an Announcement
- Listen to an Academic Talk
難しい方のModule 2に進むために必要な正答率は6割で同じです。そして、Easier と Harder Module 2ではそれぞれ以下の問題が省略されます。
- Easier Module 2: Academic Talkが出題されない。
- Harder Module 2: Announcementが出題されない。
Part 1とPart 2はそのまま出題されて、Part 3 と Part 4がModule 2の難易度次第でどちら片方が出てきます。
| Question Format | Module 1 | Easier Module 2 | Harder Module 2 |
|---|---|---|---|
| “Listen and Choose a Response” | ○ | ○ | ○ |
| “Listen to a Conversation” | ○ | ○ | ○ |
| “Listen to an Announcement” | ○ | ○ | × |
| “Listen to an Academic Talk” | ○ | × | ○ |