to不定詞と前置詞toの違いとは?迷いやすいポイントを整理

By Last Updated: 5月 2, 2026Categories: GrammarTags: ,

実は文法的に異なる2種類の “to”

英語では文中に “to” がよく出てきます。この “to” には大きく分けて2つの使い方があります。

  • 前置詞 “to”
  • 不定詞 “to”

詳しく説明する前に、まずは次の文を見てみましょう。

I like to go to school.

この文では、1つ目の “to” は to不定詞で、2つ目の “to” は前置詞 です。見分け方は簡単で、それぞれの “to” の後ろに何が来ているかを見れば判断できます。

この記事では、この2種類の “to” がそれぞれどのように働くのかを分かりやすく整理していきます。

前置詞

前置詞は、それ単体だけでは明確な意味を持っていない語で、代表的なものには、in, on, at, with, through などがあります。

たとえば「りんご」という単語を単体で言ったとして、文脈がなくとも少なくとも「りんご」が表すものは分かりますよね?一方で in と単体で言うと、文脈がなければ何を表しているのかが全く分からないはずです。これが、明確な意味を持っている語と、そうでない語の違いです。

そのため、前置詞は名詞や動詞のような内容語ではなく機能語に分類されます。名前の通り、前置詞の主な役割は意味そのものというより、文の中で語と語の関係を示すことにあります。

前置詞の to

先ほど見た通り、英語の to には前置詞として使われるものがあり、それが前置詞の to かどうかは、後ろに何が来ているかを見ればすぐに判断できます。

前置詞の後ろには、基本的に次のようなものが来ます。

  • 名詞 (noun)
  • 名詞句 (noun phrase)
  • 動名詞 (gerund)
  • 動名詞句 (gerund phrase)

to の後ろに名詞的なものが来ていれば、それは前置詞 to であることの根拠になります。

前置詞の “to” の例文

I look forward to seeing you.

これは誤解されやすい表現の一つです。ネイティブ含め “I look forward to see you.” が正しいと思ってしまっている人がいます。

しかし、この表現の to は前置詞です。前置詞の後ろには、名詞または動名詞が来る必要があります。そのため “to seeing you” が正しく、 “to see you” は間違いになります。

I’m committed to improving my English.

この文でも to は前置詞です。そのため、前置詞 to の後ろには名詞か動名詞が続かなければいけません。

She is used to waking up early.

ここでの be used to は「〜に慣れている」という意味です。この表現での to も前置詞なので、後ろの動詞は動名詞 (gerund, verb-ing) の形になります。

to不定詞

to不定詞と前置詞の to の違いは文法的にかなりはっきりしています。前置詞の後ろには名詞や動名詞が続きますが、to不定詞の to の後ろには必ず動詞の原形が続きます。

この記事の前半で見た文にもう一度戻ってみましょう。

I like to go to school.

この文では、最初の to の後ろに go という動詞の原形が続いているため、この to は to不定詞だとすぐに分かります。

このように、 to の後ろに何が来ているかを見ればそれが to不定詞なのか、前置詞の to なのかを簡単に判断できます。

では次に、to不定詞 を使った例文を見ていきましょう。

to不定詞の例文

I want to study abroad someday.

この文の to study abroad が to不定詞 です。to の後ろに study という動詞の原形が続いているため、これは前置詞の to ではなく、to不定詞 だと分かります。

She decided to take the early train.

この文も to take the early train が to不定詞 です。ここでも、to の後ろに take という動詞の原形が来ています。

They hope to finish the project by Friday.

この文の to finish the project by Fridayも to不定詞です。finish が動詞の原形なので、ここでも to は前置詞ではなくto不定詞の一部です。

She plans to become a doctor.

この文では to become a doctor がto不定詞です。to の後ろに become という動詞の原形が続いているため、これも to不定詞だと分かります。

このように、to不定詞 は to + 動詞の原形 という形で表されます。

したがって、to の後ろに動詞の原形が来ていれば、それはほぼ間違いなく to不定詞だと言えます。これが前置詞 to との大きな違いです。

Hi, I completed a Master’s program at Purdue University, where I specialized in test design and assessment effectiveness. My academic focus was English-language standardized tests, including the TOEFL, IELTS, ACT, SAT, and GRE. I began writing these articles because, when I was preparing for the SAT and GRE myself, I found few resources that explained the tests in a systematic and practical way. My goal is to create materials in which solving questions naturally builds the background knowledge needed for the exams, helping learners manage both content and strategy more effectively.